風を切り、雲をこえ、何よりも高く何よりも早く空を駆けた風の王、
その堂々たる姿にだれしもが景仰し、憧れの眼差しを向けた。
しかしある日をさかいにその自慢の羽を広げ大空を駆け回ることをやめてしまった。
時は過ぎいつしか風の王とその姿は伝説になった。
彼が空を駆けるのをやめたその日と同じようによく晴れた日、
毎朝おいしいパンを焼く町一番のパン屋のセガレが屋根裏で、リッパナ鍵と地図を見つける。
その鍵で開けることができるであろう扉、またその扉があるにちがいない場所を示す地図、そしてその扉の向こうには…、
そう!これは飛べなくなってしまった竜とその竜を飛ばそうとするパン屋のセガレのお話。
If you wish you can !
信じればきっとかなう。